ブリキ
リサイクル率が高く、高強度で環境に優しい素材です。
ブリキは冷延薄板に錫めっきを施した表面処理鋼板で、コーヒー缶やツナ・フルーツ缶その他様々な用途に使用されています。ブリキは、美麗な金属光沢・様々な内容物に対する耐食性・様々な形状に対応する高加工性などの優れた特性を持ち、1804年の缶詰発明以降、半田缶・溶接缶・深絞り缶等、需要家の用途に合わせた最適な硬度やめっき厚みの製品を提供しています。またスチール缶のリサイクル率も国内では各種容器の中で最も高く、高強度で環境に優しい容器用素材です。
JIS | JIS G3303 SPTE |
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製品表示 | ETP |
板厚 | 0.12~0.80 |
板幅 | 650~1,070 |
長さ | 450~2,000 |
用途 | 飲料缶、食缶、菓子缶、塗料缶、ペール缶、18リットル缶、薬品缶、王冠、美術缶等、カレンダー金具、缶バッジパーツ |
TFS(ティンフリースチール)
塗料・樹脂との密着力に優れています。
TFS(ティンフリースチール=錫無し鋼板)は塗料・樹脂などとの密着力に優れ、接着缶用や絞り缶用などとして、ブリキと合わせて広範囲な用途に使用されています。
JIS | JIS G3315 TFS |
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製品表示 | TFS |
板厚 | 0.12~0.80 |
板幅 | 650~1,070 |
長さ | 450~2,000 |
用途 | 飲料缶、食缶、菓子缶、塗料缶、ペール缶、18リットル缶、薬品缶、王冠、美術缶、カレンダー金具 |
熱間圧延鋼板
約250mm厚のスラブを1.2mmまで薄くします。
熱間圧延鋼板は、1000℃以上に加熱した約250mm厚のスラブを、一直線上に並んだ複数の圧延機で連続的に圧延し、最終的に1.2mm程度まで薄くして作られています。バスやトラックなどの大型車両、鉄道車両、各種容器、橋梁、屋根材、ガードレール等の用途に使用されています。
JIS | JIS G3131 (SS400、SS490) |
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製品表示 | HR |
板厚 | 1.2~6.0 |
板幅 | 600~2,000 |
長さ | 500~3,475 |
用途 | 大型車両、鉄道車両、各種容器、橋梁、屋根材、ガードレール、コンテナ、フレーム、ホイール |
冷間圧延鋼板
熱間圧延鋼板よりも薄くて厚み精度が優れた素材です。
冷間圧延鋼板は、熱延コイルを酸で洗い、表面のスケールを除去し、常温で薄く(0.15~3.2mm)均一に圧延し、その後、焼鈍および調質圧延したものです。熱間圧延鋼板よりも薄くて厚み精度が優れており、また表面が美麗・平滑で加工性が優れており、これらの特性に応じて、自動車や電気機器、鋼製家具に使われています。
JIS | JIS G3141 SPCC/D/E |
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製品表示 | CR |
板厚 | 0.12~3.2 |
板幅 | 700~2,000 |
長さ | 500~3,475 |
用途 | 自動車、家電、電気機器、鋼製家具 |
溶融めっき鋼板
自動車分野、建築分野など幅広く使用されています。
溶融めっき鋼板は、「サビ」を防ぐために表面にめっきを施しためっき鋼板の1種。アルミニウムを添加した溶融亜鉛の中にコイル状の帯鋼を浸漬させてめっきをします。溶融めっき鋼板には、耐食性・塗装性・溶接性に優れ、自動車のボディーや衝突安全性部品に使用されているものや、長期耐久性・耐熱性・防食効果に優れ、建築分野等に使用されるものなど、幅広く使用されています。
JIS | JIS G3302/3321 |
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製品表示 | GI、GA、GL |
板厚 | 0.25~6 |
板幅 | 500~2,000 |
長さ | 500~3,475 |
用途 | 自動車部品、建築部材、住宅部材、サッシ |
電気めっき鋼板
仕上がりが美しく装飾品や電気を通すものに適しています。
電気めっき鋼板は、「サビ」を防ぐために表面にめっきを施しためっき鋼板の1種。コイル状の帯鋼を連続的に電気めっき槽でめっきを行います。仕上がりが美しく装飾品や、電気を通すものに適しており主に家電製品、電気機器等に使われています。
JIS | JIS G3313 |
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製品表示 | EG |
板厚 | 0.08~3.2 |
板幅 | 500~2,000 |
長さ | 500~3,475 |
用途 | 家電、住宅部材、オフィス設備 |
その他
用途に応じたニッチな鋼材も得意としております。
缶用印刷鋼板、フッ素樹脂鋼板、カラー鋼板
用途 | 菓子缶、キッチン用品、住宅部材 |
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